介護士の仕事は、、、
事業所形態や運営法人、職場によって似て非なるものである
というのは、このブログ全体を通じて僕が伝えたいことの一つなのだが、
仕事に対する考え方や進め方を決めるファクターの一つとして、その職場を管理している責任者の存在が大きいことも伝えておきたい。
介護士のトップ、介護責任者、現場責任者、、、介護士を仕切っている人だ。
その事業所が、、、
どんな方針で運営されているかは、運営している法人ごとに違うから、そもそもそれが自分に合っていなかったら、どんなに現場責任者が自分寄りのスタンスの人でも、その職場は合わないと思うので、あまり居心地はよくないだろう。
たとえば、、、
利用者さんに寄り添う介護をしたいとあなたが考えていたとしても、
事業所の方針が効率最優先だったら、寄り添いたくてもそんな余裕はないかもしれない。
どの事業所も、、、
対外的には“寄り添う介護”と言っていて「うちは必要以上に利用者さんに関わりません」なんて言っているところはないから、外から見ている分にはわからないのだが(苦笑)。
どんな仕事でも効率を考えないとビジネスとして成立しにくいし、効率よくやらないと“やるべきこと”もできなくなってしまうから、“効率重視”自体が悪いわけではないが、その度合いが行き過ぎてしまうとサービス業としては最悪だ。
とくに、モノを扱うのではなく、人間に対するサービスを提供することがほぼ100%の介護という分野においてはなおさらだ。
利用者さんの不快で済めばまだいいが(これも良くはないのだが)、健康や機能の低下、もっと酷いと生命に関わる問題になってしまうこともあるだろう。
介護事業所であっても採算性を考える必要はあるから“寄り添う100%”は無理にしても、その度合いを高めようという姿勢は不可欠だ。
もし、その姿勢が皆無の事業所に入職してしまったら、、、
さっさと離脱した方がいい(笑)。
クレーム程度ならまだしも、重大な介護事故を引き起こしかねない土壌があるからだ。
あなたが介護の“意義”とか“目的”とかはどうでもよくて、ただ収入を得る場として楽に過ごせればいいというのなら、そんな事業所は意外と居心地がいいかもしれないが(笑)、
僕だったら、罪悪感に耐えきれずさっさと逃げ出してしまうだろう(笑)。
ちょっと脇道にそれてしまったが、、、(笑)
“介護現場の責任者”の話に戻そう。
介護事業所の良し悪しは“寄り添う”だけではないが、わかりやすいようにここからは“良い事業所=寄り添う100%”、“悪い事業所=寄り添う0%”として書かせてもらう。
○ 寄り添う100%の事業所+良い介護責任者=良い介護現場
介護事業所としても、働く場所としても理想的。さすがに“寄り添う100%”は難しいのか(苦笑)、僕はまだ出会えていないが、これに近づく事業所が増えてほしいものだ。
△ 寄り添う0%の事業所+良い介護責任者=良いが続かない介護現場
働く職場としては決して悪くないが、ほとんどの場合、介護責任者が早期に退職してしまうので、良い状態が長くは続かない。
△ 寄り添う100%の事業所+悪い介護責任者=あなた次第な介護現場
あなたが強い意志をもっていて、介護責任者よりも上司(施設長など)とつながっていれば改善できる可能性ありだが、、、普通はつらい(笑)。
× 寄り添う0%の事業所+悪い介護責任者=悪い介護現場
介護事業所としては最低なのだが、介護責任者が居心地よく思ってる場合、この組み合わせは長期化するから最悪だ。あってはならないはずなのだが、このタイプの事業所は実在する(苦笑)。
※上の4つの頭の○、△、×は、僕が思う望ましい環境だ。あくまで僕の考えだが、働く場としての良し悪しの評価としてはあながちズレていないと思う。
そもそも“寄り添う0%”なんて介護事業所は存在していないと信じたいし(苦笑)、法人によって介護責任者に与えられている権限も異なるから、現実にはこんなに単純な話ではないのだが、介護責任者の良し悪しによって、あなたの働きやすさが大きく変わってくるのは間違いない。
事業所の考え方や方針を現場に落とし込んでいるのは介護責任者だし、おそらくあなたの直属の上司のはずだから。
介護責任者の良し悪しは、、、
事業所の良し悪し同様、外から見ているだけではわからないし、入職して日々を過ごしてみて初めてわかることではあるのだが、もしあなたが新たな職場に入ったら、ぜひ介護責任者の評価もしてみてほしい。
介護職に限らず人間関係の問題が離職理由となることは多いので、単純に「嫌い」とか「苦手」というのもあると思うが(笑)、それはそれとして、、、
あなたの上司の介護責任者が「介護士としてどうなのか?」という視点も加えてもらえたらと思う。
良い介護士なのか?
ダメな介護士なのか?
介護士としても人としても良い場合や、逆にどちらもダメな場合は判断しやすいと思うが、「介護士としてはデキる人だけど人間的には嫌い」とか、「介護士としてはダメだけど人間的には嫌いじゃない」という場合はちょっと悩むね(笑)。
「この人は嫌いだけど、介護士としては見習うべき点があるから自分の経験のために3ケ月頑張ってみよう」とか「この人は介護士としてはダメだけど、人としては好感をもてるから助けてあげよう」とか考えてみてもらえたらと思う。
介護責任者の存在は、、、
望もうが望むまいが、介護士として働くあなたの日々に大きく関わりを持っている。
職場を移ったとき、介護現場にデビューしたとき、そこがあなたにとって居心地の良い環境かどうかを見極めるポイントの一つとして、ぜひ気にしてみてもらえたらと思う。
もしかしたら、僕のように、その後の介護士人生に多大な影響を与えてくれる素晴らしい介護責任者と出会えるかもしれないので。


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