介護士にとってベストな働き方

この記事は約6分で読めます。

派遣が、、、

自分に合っている職場と出会うために「最もベストな働き方ではないか?」と僕が思いはじめたのは、僕にとって2件目となる職場での就労をわずか2ケ月で終わりにしたときだった。

介護士としての一歩を踏み出した前職(小規模多機能型居宅介護事業所)では入職時こそ派遣社員だったが、2年目に直接雇用の常勤職員になっていたから、もし2職場目で「介護の仕事というのは事業所形態や職場によって似て非なるものである」ということに気づなかったら「派遣がベスト」なんて思わなかっただろう。

それくらい最初の職場と2件目の職場の仕事(正確には介護に対する考え方かな)は異なるものだった。

最初の職場の話は、、、

別のページでいろいろ書かせてもらうが、もともと介護士になる気なんてなかった僕が、介護の仕事に目覚め、今も介護士として働き続けているのは、「最初がこの事業所だったから」と言っても過言ではない。

本当に最初がこの事業所でよかったと思っているし、今なお介護士としての僕のベースの考え方はこの事業所に勤務していたときに培われたものだと思っている。

今思うと、、、

運がよかったと思う。最初がこの事業所で。

この事業所でなかったら、介護の仕事に目覚めることも、今こうして介護士を続けていることもなかったかもしれない。

それくらい介護の仕事の大切さや意義を教えてもらい、日々やりがいを感じさせてもらった。

もし今も、この事業所に勤務し続けていたら、派遣のススメ なんてしていなかっただろうし、そもそもこんなブログを書くこともなかっただろうと思うと、人生というのは本当にわからないものだ(笑)。

このページを読んでくれている人の中にも、運よく自分に合った職場と出会い、今の仕事にやりがいを感じ、今の日々に満足している人もいるだろう。

気づいているかどうかはわからないが、それがいかに幸せなことであるか、その現状を大切にしてほしいと思う。

ここからは、、、

「今の仕事は自分に合っていないんじゃないか?」とか、「今の職場はつらすぎる」とか薄っすらでも感じている人に向けて書いていこうと思う(笑)。

最初の職場では、、、

介護の仕事に魅力を感じ、やりがいを覚えてはいたものの、

「こんな介護士になりたい」とか「こんな事業形態の施設で働きたい」とか、逆に「こんな介護士にはなりたくない」とか「こんな事業所では働きたくない」とかという自分なりの介護士像、職場像を明確に描けていたかというと、決してそうではなかった。

他の職場を経験したことがないから、比べることもなく、ここでやっていること、やっているレベルが介護業界では当たり前のものだと思っていた。

「これが介護の職場であり、介護士の仕事なんだ」と。

今思えば、小規模多機能型居宅介護事業所だから、老人ホームやデイサービスと比べたら少数派なのだが(笑)。

僕にとっての2件目となる職場で、、、

介護士の仕事が事業所形態や職場ごとによって異なるということを痛感させられた。

介護士に関わらず、仕事というのは外から見ているのと実際にやるのとではまったく印象が異なるから、未体験の仕事のイメージを明確に描くなんてなかなかできるものじゃないのだが、

その当時は、事業所形態についてよく知らず、その違いにこだわりもなく、「どの事業所に勤務しても介護士は介護士だろう」くらいに軽く考えていたから、あまり悩まずに、深くも考えずに、まったく恐れもなしにここへの就労を決めたように記憶している。

中規模(当時は大規模とか小規模という違いも考えていなかった)の特養──

そこに入職して、最初の事業所で当たり前と思っていた僕の介護士像、職場像は粉々に砕け散った。

最初に勤務していた事業所とは、、、

仕事どころか、その根底にある考え方からしてまったく違っていたからだ。

今思えば、その特養がとくにレベルの低い事業所だったとは思わない。むしろ特養としては誠実で良いレベルだったかもしれない。
(当時はそこを見極められるほどの知識や経験、何より余裕がなかったので実際にどうだったかはわからないが(苦笑))

・・・にもかかわらず、当時の僕にとっては、まさにカルチャーショックだった(笑)。

「これが介護か???これまでと全然違う!!!」、、、衝撃的だった。

「別職種?」と思ってしまったほど、その仕事内容や職場の雰囲気は前職とは異なっていた。

今なら事業形態の特色や入居者さんの要介護度や認知度の違い、人員配置の事情など理解できるのだが、介護士としての経験値が低かった当時の僕にはそのあたりはまったく見えておらず、

ただただ、、、戸惑うばかりだった。

でも、今思えば、、、

介護士としてまだ未熟なこの時期に、この事業所を体験できてよかったと思っている。

ここでの経験が、僕の「介護士」「介護の仕事」に対する意識を見直すキッカケとなり、その後の仕事や職場を見極める際の基準の一つとなったからだ。

介護の仕事は事業所形態や職場によって千差万別であり、人によって合う・合わないがあり、それによって介護士としての幸福度が大きく異なることを経験として教えてくれた。

そして、、、

とくに意識してそうしたわけではないが、この職場への就労に際し派遣会社を通していたこともよかったと思った。

直接雇用よりも早く入職できるし、派遣会社が事務的手続きをやってくれるので就職活動が面倒くさくないとか、その程度の考えだったと思うが(笑)、結果的には運がよかった。

退職手続きの精神的負荷を負うこともなく、、、

「更新しません!」と派遣会社に伝えただけで契約期間更新時に円満離職できたから。

これが直接雇用だったら、退職関連書類のやり取りをしたり、職場の管理者と話し合ったりなどしなければならなかっただろうから、少なからず精神的なストレスがあったと思うのだが、、、

離職(契約更新しないということ)に関する管理者とのやり取りはすべて派遣会社のエージェントが行ってくれたので、本当に気軽だった(不謹慎な言いっぷりだが(笑))。

この経験から、、、

本当に自分に合った職場と出会うまでは“派遣”で勤務するのがよいのではないか?

そう思った。

もし、この職場に直接雇用で入っていたら、こうもスムーズに離職できただろうか?

ここでの仕事のことは別のページでも書かせてもらおうと思っているが、ただでさえ忙しい職場だった。

勤務後半にはこんな僕にさえ直接雇用の誘いの声がかかるほど、猫の手も借りたい状態だったのだ。

簡単に離れられそうになかった。

それがわかっていて現場の管理者と話をするのは、精神的につらいものがある。

つくづく派遣でよかったと思った。

もし辞めづらさから、この職場で勤務を続けていたら、きっと心身ともに疲れ果てて、介護士を辞めてしまっていただろう(苦笑)。

今思えばだが、、、

この職場を経験してよかったと思えることがもう一つある。

特養という事業所形態の仕事を覚えられたことだ。

今思えば当たり前のことだが、小規模多機能型居宅介護事業所との違い、特別養護老人ホームならではの仕事の流れなど体験しなければわからないことがたくさんあった。

最短期間で契約を終了してしまったが、2ケ月間研修させてもらったと考えると、特養初心者の僕にとっては感謝すべき職場だったとも言えるだろう。
(職場の先輩たちからしたら、せっかく教えたのにすぐいなくなって腹立たしいかもしれないが(苦笑))

まあ、仕事は普通にできるようになったのに、契約期間の最後まで「この事業所で勤務し続けるのは嫌だ」という気持ちが変わらなかったということは、この職場は自分には合っていなかったということなんだろうと思う。

自分に合った職場出会うためには、、、

いろんな職場を体験すべきではないだろうか?

今の職場に居づらさや疑問を感じているなら、もっと別の職場を体験してみるのも、介護士としての充足度やスキルを高める一つの選択肢になるのではないだろうか?

そう考えると、、、

入職、離職をスムーズに行うことができる“派遣”という就労形態は、最もベストな働き方ではないだろうか?

このときの経験は、僕にそんな方程式を描かせた。

そして、、、

その後のいくつかの体験を通じて、それが“迷える介護士の働き方としては最適解である”と確信し、今に至っているというわけだ。

いくつかの体験──については、また別のページで。

→派遣のススメ

コメント